「インディバ」の「ジュール熱」とは

「ジュール熱」とは、簡潔に説明すると高周波電流（電磁波エネルギー）が細胞の分子を移動させて生じる「摩擦熱」（生体熱）とも呼ばれる熱で、細胞の抵抗値や吸収率によって熱の発生が異なります。肩こり時などによく使用する電気的なピリピリを感じる小さな機械をご存知ですね。低周波を使った機器です。「低周波」は人体にあのような「刺激作用」が生じますが、「高周波」は人体に「温熱作用」が生じる特徴をもっています。

「インディバ®」はよく、家庭で使用している「電子レンジ」と比較されますが、全く異なる高周波を使用しています。同じように熱が発生しますが、電子レンジは何と約2000メガヘルツ（1秒間に20億の波）の高周波を使用しています。これくらい超高周波（マイクロ波）の周波数帯になると、どのような物体にもエネルギーを集中させることができるので、強い熱が生じます。

高周波使用領域0.448MHz

それに比べて、「インディバ®」が使用している周波数は0.448メガヘルツ（1秒間に、448.000の波）の高周波を使用しており、1本が人間の背丈より長い波なのです。

この高周波で生じるジュール熱により、体の中から温度を上昇させることが、「インディバ®」独自の「深部加温」なのです。

手術などにより体内に金属プレートやボルトが入っていたり、または、いかなる細胞以外の異物が体内にあっても、それらに熱は生じません。「インディバ®」による「ジュール熱」は生きた細胞でしか熱が発生しないのが特徴です。

体外熱源と体内熱源の違い

さて「温熱」といいますと、まずは温泉やサウナを思い出しませんか？過去に「この温泉は身体の芯まで温まる、いいお湯だなぁ！」と、ご自身感じたこともあるでしょう。それは「温泉の温度が体の中にしみ込んできた」と、本当にご自身が感じたからです。そこで、「インディバ®」による温熱の熱源と温泉の熱源についてご説明しましょう。温泉の熱源は体の外（温泉の温度）だということはお分かりだと思います。対して「インディバ®」の熱源は、実は、そのほとんどが体の中で発生しているものなのです。とはいっても実感がなければピンとこないかもしれませんね。そこでお聞きします。あなたの平均温度は春夏秋冬を通じて同じですか？冬と夏の気温は25度以上の差があり、寒い冬は体温も低下し、暑い夏は体温が上昇してもおかしくありません。しかし平均体温は変わらないのです。なぜでしょうか？

実は人体は、体外の温度差の影響（体温調節機能が働く）は受けますが、体外にある熱を体の中には浸透させない強い抵抗があります。もし、体外の熱が浸透してしまえば。95度前後という高温のサウナは明らかに危険な温熱ではないでしょうか？今まで皆様がご存知だった温熱（温泉、サウナ、岩盤浴など等）熱源はすべて体の外にあります。皆様が感じる「体の芯まで温まる」は温泉のお湯の温度が体の中にしみ込んできたわけではありません。それは「錯覚」だったのです。皮膚表面近くにある毛細血管が体外の熱を吸収し、温かくなった血液が血管に運搬され、しばらくすると体全体の血液が温まり、組織に温度を伝達していくのです。それが「芯まで温まる」と勘違いされていたのです。しかし、それらの熱は20～30分で体外に放散されてしまいます。温泉の温度も様々ですが、大体40～43度です。気持ち良いほどほどの温度ですから、サウナのように表皮に急激に熱さを感じるのとは異なり、ゆっくり温まる感じの方が強いです。したがって温泉では、「芯まで温まる」と言いますが、サウナでは汗を短時間にびっしょりかいて「サッパリした」「気持ちよかった」とは聞くものの「芯まで温まる」という感想をほとんどききません。

もう一つの例を説明いたしましょう。赤道直下の熱帯（気温35度～40度）に住む人たちと北極（零下20度～30度）に住むエスキモーの体温は同じだと思いますか？気温差は何と60度以上あるにも関わらず、実は両者とも体温は同じなのです。よって「芯まで温まる」理論は当てはまりません。

次に「インディバ®」の熱源について説明しましょう。「インディバ®」機器から透過される高周波エネルギーが、体内で「ジュール熱」を体に安全なレベルで発生させます。つまり「インディバ®」の熱源は体内にあるのです。